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二次元NLCPに愛を注ぐブログ (苦手な方はダッシュで逃げてください)
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俺の10月31日は終われない…!←



というわけでこんばんは!もうすぐハロウィン終わりそうですがどどんと更新します!

ひー時間がない!けど頑張る!



最初はヒバピンです!

原作年齢。なんだか雲雀のキャラが違いすぎちゃってどうしようかと思いましたが興味のある方は続きからどうぞ♪





「とりっくおあとりーと!」
「…あぁ……」


ノックされたドアを開けた瞬間。視界に小さな魔女が映った。
黒いワンピースに身を包み、とんがり帽子を被ったその魔女――イーピンは満面の笑みで手を差し出している。


彼女の片手にはお菓子のたくさん入った小さなカゴ。
僕はその状況を瞬時に理解した。


「…一人で来たの?イーピン」
「んーと、ランボもどっかいる!」


今この場に牛がいなくて本当に良かった。もしいたならばすぐさま咬み殺しているところだ。

本来なら部外者の立ち入りは禁じているところだけど――この少女だけは別だった。


「ひばりさんっ」
「ん?」
「とりっく、おあ、とりーと?」


イーピンは言い直して首を傾げる。――つまりお菓子をねだっている、らしい。
それに促されて、ぐるりと応接室の中を見渡してみた。が、イーピンの目当てのものは見当たらない。
僕は息をついて、彼女の目線の高さまで屈んで言った。


「ごめんイーピン。今何も持ってないんだよね…」
「…おかし、ない?」
「そうだね…今草壁がいないから」


イーピンが来るときはいつでも、草壁が何かお菓子を用意している。
しかし今日は生憎その草壁がまだここにいないのだ。だから僕の手元にはあげられるものが何もなかった。
(ハロウィンなんて、言われるまで忘れてたし)

意味を無くしてしまったその手を、イーピンはじっと見つめる。
そして困ったように僕を見た。


「…いたずら……?」


控えめに呟かれて、こっちの方が戸惑った。疑問に思われても困る。
きっとイーピンは日頃の習慣からお菓子がもらえないとは思ってもいなかったのだろう。
それ故、『いたずら』なんて全く考えていなかった、という顔だ。むしろ『いたずらなんて必要あるのか』と。

…ここで僕はそのままやり過ごすこともできたのだろうけど――なんだか逆にこの子がどういう悪戯をしてくれるか、に興味が湧いてしまった。
だから彼女の疑問に気付かないふりをして、笑って見せた。


「いいよ、いたずら、して」
「!?」
「だってお菓子あげられないから。しょうがない…でしょ?」


他の奴だったら絶対許してないけど、君なら。

僕の言葉を聞くにつけ、小さな魔女は口に手を当てて考え込む様子を見せた。
黙ってそれを見守っていると、やがて彼女は何か思いついたようににっこりと笑って顔を上げる。

「ひばりさんっ!」
「ん?」
「め、つぶって?」


一体何をする気なんだろうか。
そう思いつつも、大人しく目を瞑ってみた。

――暫くイーピンの反応は、ない。


「……イーピン?」


満を辞して名前を呼んでみる。
と同時に、腕に軽い重みを感じた。








ちゅっ。




――頬に当たった感触に、僕は驚いて思わず目を開けてしまった。
イーピンはいつの間にかまた目の前に立っていて、顔を真っ赤にさせて俯いている。


「………イーピン?」
「~っ!ご、ごめんなさ……っ!」


イーピンは爆発しそうな勢いで――というより、すでに額にはお馴染みのマークが本当に浮き出ていた。彼女はそれを必死に手で覆い隠す。


「え、えとっ、はっぴーはろうぃーんっ!」


言うが早いか、彼女は持ち前の速さで一目散に逃げていった。
(挨拶を忘れないあたりが、彼女らしいというかなんというか。)

僕はというと、その様子を呆然と眺めていただけで。


「…自分でやったくせに」


ぽつりと呟くと同時に、遠くの方で爆発音が鳴り響く。
堪えきれなくなって、自分でも珍しいと思うほどに吹き出してしまった。




――ねぇ、それってずいぶん、『可愛い悪戯』だね?




Trick “with” Treat













 



…はいっ!ハロウィン第1弾はヒバピンです!

なんだか本当に雲雀のキャラが違いすぎて申し訳ない感じがする…;ほんとすいません;;



きっ今までで最短記録なんじゃないかと思います(笑)

なんか妄想だけは成り立ってたので意外と早くできた。間に合ってよかった…!

まぁちょっと変なとこあるかもしれませんが;あとでまた見直しときます…





これからリアルタイムでリョ桜の編集かけなきゃいけません(笑)

なので急ぎでいったん落ちます。

が。最後にしょうもないおまけ↓































































「…懐かしいね。あれは本当にびっくりした」

「も、もう言わないでくださいっ!自分でも何であんなことしたのか謎です…っ!」

「本当だよ。恥ずかしがり屋な君にしては珍しかったよね」

「や…なんていうか、いたずらって言ったら相手が嫌がることだろうなぁと思って…

そしたらその時考え付いたのがあれで…あぁもうっ!きっと魔がさしたんですっ!」

「魔女だったからね」

「そういう問題じゃなく…あぁほんと、なんであんなことしたんだろう…」

「そうだよね。あんなのいたずらでも何でもないよ」

「え?」

「だって、」



あれが『嫌がること』なわけないじゃない。









+10で思い出話。

お粗末様でした。
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