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二次元NLCPに愛を注ぐブログ (苦手な方はダッシュで逃げてください)
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急げ私!あと15分!



というわけでハロウィン第2弾のリョ桜です!

興味ある方は例のごとく続きからどうぞ☆





最後に。



HAPPY HALLOWEEN!!





「Trick or Treat」
「…………はい?」


それはあまりな突然のことだった。だから一瞬、脳がうまく働かなかった。
しかし今まで当然のように慣れ親しんできた英語。その意味は考えなくても感覚で理解することができた。
そして次第に目の前の少女――竜崎の意図も分かってきて。
そういえばそうだ。つまり、今日は。


「…ハロウィン…?」
「そう。アメリカにもあったでしょう?」


それはもちろん。っていうかアメリカの方がメジャーなイベントだ。
俺が思わず首を傾げてしまったのはそっちではなく、今の今まで二人で弁当を食べてたのにいきなり手を差し出してきた竜崎の方だった。
(何これ。この子こんな子供みたいな子だったっけ?)

事実竜崎は今満面の笑みでキラキラと目を輝かせている。まるで欲しいものを目の前にした子供そのものだ。
そんな子供じみた竜崎も可愛いけれど――や、それは置いといて。とにもかくにも俺はその瞳に逆らえなくてゴソゴソとポケットの中をあさった。


「…ハイ」
「え?」


差し出された手に置いた一つの飴玉。それに竜崎はきょとんと目を丸くした。


「え、あ、くれる、の…?」
「…ちょ…アンタが言い出したのに何それ……」
「や、えと…なんていうか、意外で…」


竜崎は飴玉を見つめながらぽつりぽつりと呟く。
本当に拍子抜けしたような表情をした彼女に、俺は逆にあきれてしまった。


「…あのさ、まさか俺がお菓子とか持ってないっていう前提でけしかけてきたワケ?」
「えっ!や、そういうわけじゃ…っ!」
「それって俺にイタズラする気満々だった、ってことだよネ?」
「ま、満々っていうか別にっ…えと、ほら、あれだよ!ね!?」


竜崎は顔を真っ赤にして慌てて弁解しているが、それが逆に図星だということを表してしまっている。(っていうか、『あれ』ってどれだよ)
俺は笑いそうになるのを堪えて、代わりにため息を一つ漏らした。

――確かに、いつもの俺だったらお菓子なんて持ち歩いていない。
しかし今日となれば話は別だ。何故なら今日はハロウィンで、俺の周りにはこういう行事が大好きな人たちがたくさんいるだろうから。
放課後部活に行ったらうるさくせがまれるに決まってる。ただでさえ悪質なのに、それがもしイタズラとなれば余計何されるか分からない。
とんでもないことをやらされるのはごめんなので――今日だけは用意周到に持ち歩いていたのだ。
…それがまさか、こんなところで使われるとはさすがに思いもしなかったが。

まさか竜崎がこういう行事の雰囲気に流されてくるとは思わなかった。
それにお菓子が貰えて嬉しいような当てが外れたような曖昧な顔をした竜崎を見ていたら――だんだんこちらにも『悪戯心』が湧いてき始めたのだ。


(…イイコト考えたかも)


それは、彼女のほんのちょっとした悪戯心への、これまたほんのちょっとした仕返し。
そっちがその気なら、こっちだって。






「…ねぇ、竜崎」
「あ、はいっ」
「Trick or Treat?」
「はい?」


竜崎にとっては聞き慣れないであろう本場の発音であえて言ってみる。
案の定彼女は一瞬目を丸くしたが、やがて俺の言わんとしていることを理解したのかぱっと笑顔になった。


「あ、うん。ちょっと待ってね今…」
「そうじゃなくて」
「ふぇ?」


お菓子を出そうとする竜崎の手をすかさず捕まえて、ついでにその身をぐいっと引き寄せた。
(だってお菓子になんて、興味ないよ)


イマイチ状況が理解できていないなりに、それでも竜崎の頬は次第に紅に染まっていく。
そんな竜崎に俺は一人ほくそ笑んで――ゆっくりとその顔を近づけた。








「I don’t want treats,but I want to play a trick...」




――それはある意味、お菓子よりも甘い、






Trick “=” Treat?











リョ桜でハロウィン。

なんか…ヒバピンがほのぼのなのに対してこっちエロい!(笑)

リョーマくんがいけないんですねええわかってます。

ラストぶっちぎり。あとは皆様のご想像におまかせします☆



こっちも意外と早くできました♪

そんでもってこっちも下におまけ隠し。



















































































「…で。そういえば」

「何?」

「アンタどういうイタズラする気だったの?」

「えっ!?」

「だって、あんなにやる気満々だったってことは、何か考えてたんでしょ?」

「か、考えてたといいますか…」

「いいじゃん今更。早く言いなよ」

「うぅー…

え、とね…?(ごにょごにょ)」

「……………(しまった)」



イタズラさせとけばよかった!







桜乃ちゃんは一体何をしようとしてたんでしょうね(笑)

ではでは、お粗末様でした^^
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