二次元NLCPに愛を注ぐブログ
(苦手な方はダッシュで逃げてください)
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今日雲雀雲雀ばっかり言ってたせいか某所のテニスおみくじでリョーマくんの大凶出た。
なんだよ王子、やきもちかい(冗談も程々にしたほうが)
でもちょっとショックだった。「本気でやってよ」言われた。本気で王子のことだって考えてたよ!(笑)
これでも旅行中だってリョ桜とかヒバピンばっか考えてたんだ!
「こんなとこでデートさせたらどうだろうか…」とか黙々と。
そして旅行中のBGMはテニス曲ばっかだった(´V`)
ハイキングの時なんかイケメンが心の応援ソングだったよ!(笑)
あ、突然ですがメルフォ設置しました。
コメントあるのに何で?と思われるかもしれませんが、なんかコメント出したくない方とかいらっしゃたりして…?と思ったので。
もちろんコメントでも結構です。どちらともお気軽にどうぞー^^
…はい。そんな話は置いといて。
ヒバ誕第3弾あげます!駄文です。さっきのの10年後サイド。
さっき言い忘れたのですが…どっかでネタかぶってたら申し訳ないです><;
私的に心当たりはないのですが…;;というわけでとりあえずあぷします。
ちなみにさっきより長いです。同じ長さにしようと思ったのに縮められなかった…orz
+10ヒバ子ピンだったり+10ヒバピンだったり。
たった誕生日小説2本でヒバピン全制覇したよ…!すっげぇなコレ!(笑)
というわけで続きからどうぞ^^
初めて『彼女』に会った時のことを覚えている。
それはちょうど10年前の今日。僕が『あの子』を待っていたら、そこに『彼女』が現れた。
最初は『あの子』と『彼女』が同一人物だなんて気付かなかったけれど、二人が醸し出す雰囲気はまさに同じで。
僕は後日沢田を捕まえて、『彼女』が10年前の『あの子』であることを聞き出した。
なんでも、雷の牛が持っている10年バズーカというものを打たれると、5分間だけ10年後の自分と入れ替われる、らしい。
その事実を知ってからは、確かにその現場を頻繁に目撃するようになった。
『あの子』が『彼女』に替わる瞬間。――しかしそれは当然、年を経ていけば逆の立場になるわけで。
いつからか僕は、『彼女』が『あの子』に替わる瞬間を見るようになった。
つまり、今日も。
10年前のあの瞬間を、『逆の立場』で味わうはずなのである。
時間としては確かこのくらいだったな――と、僕がコーヒーを啜りながら考えていると、不意に声を掛けられた。
「雲雀さん…?」
名前を呼ばれて顔を上げる。
そこには心配そうな顔で僕を見つめる『彼女』がいた。
すっかり垢抜けた10年後の『あの子』――イーピンである。
「何?」
「いえ…考え事でもしてましたか?」
「まあね。…ちょうど今くらいだったな、と思って」
「ああ…」
たったそれだけで納得したのか、イーピンは薄く笑って頷いた。
「そうですね…確かこのくらいに私学校に着きましたもん」
「…向こうの僕もちゃんと祝ってあげてね」
「もちろんです」
私ちゃんとプレゼント用意してあるんですよ、とイーピンは誇らしげに言った。
僕だってちゃんと覚えている。あの時もらったのは、手作りのクッキーだった。
「雲雀さんも、10年前の私に――」
バフン……ッ!
イーピンの言葉を聞き終わる前に、僕たちの周りを白い煙が取り囲む。――この光景を、僕はよく知っていた。
ああやっぱり。遂に来たか。
靄が晴れると、きっとそこには『彼女』でなく、『あの子』がいるのだ。
「………?」
案の定、『あの子』――10年前のイーピンはきょとんとその場に立ち尽くしていた。
確か僕を見付けた直後に入れ替わって――その時に自分が相当驚いたのを覚えている。何しろ、僕がその光景を目の当たりにしたのは初めてだったのだから。
未だに状況の理解が出来ていないイーピンに、僕はしゃがみこんで話し掛けた。
「心配しなくても、いつも通り5分後には帰れるよ」
「あっ……こ、こんにちはっ!」
「こんにちは」
僕の姿を確認すると、イーピンは安心したように笑った。
10年前の僕が初めて『彼女』に会ったのは今日、だけれど。
今の僕が『あの子』に会うのは、これが初めてではなかった。
この子はこれまでに何回も10年後の世界に来ていて、何度も僕と会っている。故に、この小さなイーピンと僕は既に顔見知りなのだ。
――ただ、詳しいことがまだ分かっていないこの子に、僕が『雲雀恭弥』だという事実は教えていないけれど。
僕はイーピンの後ろ手に隠されているプレゼントをちらりと確認する。10年前の僕が受け取るプレゼントだ。
当然今の僕はその中身を知っているわけだし、手に入れてもいるわけだけれど――あくまで10年前の僕へのプレゼントだと思うと、何だかそれが癪に触った。
10年前、僕は入れ替わったイーピンからもプレゼントを貰ったのだ。
10年前の僕が2人ともにプレゼントを貰えたのに、僕が貰えないなんて、そんな不公平な話はない。
そう思って、目の前で戸惑っているイーピンに単刀直入に話し掛けた。
「ねえ、」
「…?」
「僕も今日、誕生日なんだけど」
「!?」
僕の発言に、イーピンは軽く肩を揺らして、その後すぐに焦ったように口をぱくぱくと動かした。
まあ、当然の反応だろう。きっとこの子はまさか自分の意中の人と僕が同一人物だなんて思っていないだろうから。
イーピンは困ったような顔をして項垂れてしまった。
「ごめんなさい…イーピン、しらなかった……」
「…まあそうだろうね…分かってるよ」
「でも………」
しゅんとしている彼女を見て――悪いことをしたかもしれない、と今になって後悔した。
この子が僕の誕生日なんて知ってるはずない。故に、プレゼントを用意しているはずもないのに。
優しい彼女のことだから気にするに決まってる。分かっていたことなのに、彼女に1番相応しくない意地悪をしてしまった。(しかも少し大人気ない、かな)
さてどうしようか、と考え始めた矢先、目の前で落ち込んでいたイーピンがぱっと顔を上げてポケットの中を探り始めた。
そして何か見つけたのか、その顔を途端に明るくさせる。そして小さな手で僕に何かを差し出してきた。
「これ!」
「…これ、って…?」
「イーピンこれだいすき!けど、たんじょーび、だから、あげる!」
「…僕に……?」
目を丸くしながら尋ねると、イーピンはこくこくと頷いた。
――つまり、プレゼント、ってこと……?
僕は受け取るのに躊躇したが、イーピンが更に手を差し出してきたので素直にそれを受け取った。
手渡されたのは、小さな飴玉たち。考えてみれば、確かにこれはあの子の好物だった。
『有り合わせ』と言えばそれまでかもしれない。だけど、僕にはこの小さな少女が一生懸命何かを贈ろうとしてくれていることが嬉しかった。
「あ、あの…っ!」
「ん?」
不意に声を掛けられて、僕はイーピンに目を向ける。
すると彼女は気恥ずかしそうに俯いた後、やがて意を決したように僕を見た。
「…いつも、たすけてくれて…謝々!おたんじょーび、おめでとございます…っ!」
ぺこり。
頭を深く下げるイーピンを見て、僕は驚いた。
――昔から変わらない。
人のことを一番に考えられる、本当に優しい子。
今だって、見ず知らずの僕なんかのためにここまでしてくれて。
だから『愛しい』と思うのだ。
「…ありがとう」
意識しなくても頬が自然と緩む。この子に溺れていることなど既に承知の上だった。
僕の顔を見たイーピンは淡く頬をピンク色に染めると、小さくぽつりと呟いた。
「ヒバリさん…?」
――え?
目を見開いて彼女を見る。
が、またもや辺りは一瞬にして白い煙に包まれた。――5分経ったのだ。
『あの子』が『彼女』に戻る。
僕は立ち上がってその瞬間を待ちながら、先程のイーピンの言葉について考える。
『ヒバリさん…?』
あれは、たぶん――
「雲雀さんっ!」
煙が晴れてきた頃、その中から大人に戻ったイーピンが姿を現した。
「やあ、あっちの僕の誕生日は祝ってきてくれたかい?」
「はい!…まあ、怪しまれましたけどね…」
はは…、とイーピンはひきつった笑みを浮かべる。
僕は小さく笑って彼女に囁いた。
「こっちでもちゃんと祝ってくれたよ、あっちの君」
「あ、そうです、それ言おうとしたんです。…すいません、こんなものしかあげられなくて……」
僕の手の中にある飴玉を見つめながら、イーピンは肩を落とした。
それに対して、僕は首を横に振った。
「全然。知らなかったのにここまでしてくれたんだから、大したものだよ」
「…確かに、その時まではあっちとこっちの雲雀さんが同一人物なんて知らなかったですけど…」
「…『までは』?」
首を傾げて尋ねると、彼女はこくりと頷いた。
「なんていうか…雲雀さんと似てるな、とは前から思ってたんです。それが10年前の今日、なんとなく確信できて…」
「…なんで?」
「笑顔が、とっても似てたんです」
あなたと雲雀さんが、と、イーピンは僕に笑いかけながら言う。僕は黙ってそれを聞いていた。
「笑顔の雰囲気が、なんだか物凄く重なって…ああやっぱり雲雀さんなんだ、って思ったんです」
「…なるほどね」
だからあの時、君は。
そう思って、僕も10年前、同じように感じたことを思い出した。
「君もまさかそうだったなんてね…」
「え?」
「だから…僕も、笑顔が似てるな、と思ったんだよ」
「そうなんですか?」
イーピンが目を瞬かせて尋ねてきたのに対し、僕はゆっくりと頷く。
すると彼女の頬がみるみるうちに赤くなっていった。
「…何考えてるの」
「い、いや…」
「言いなよ」
「…お、おそろいだなぁと思いまして…」
ふわりと。彼女は頬を紅潮させながら微笑む。僕は彼女の言葉に黙り込んでしまった。
「…ひ、雲雀さん…?」
「…君、なかなか可愛いこと言うね」
「そそ、そんなっ!」
からかわないでください!と彼女は首を横に振った。
そんな彼女を見つめながら、僕はくすりと笑う。
「そうだね。おそろいだ…」
「え…?」
「ねえイーピン。10年前で祝ったんだから、こっちでもちゃんと祝ってよ」
「も、もちろんですよ!」
彼女は僕に向き直ると、まるで花が綻ぶような笑みを見せて。
「お誕生日おめでとうございます…雲雀さん…」
「ありがとう…」
目を合わせて、二人、笑い合って。
過去も現在も、そして未来も。
君の祝福が何よりのプレゼント
HAPPY BIRTHDAY2 ~10years later...~
(僕の隣には、変わらずに君がいてくれる)
懺悔という名のあとがき
自分で書いててややこしくなった作品。(ォィ)
雲雀の言う『あの子』が子ピンで、『彼女』が+10ピンなんです、よ…?(分かっていただきたく…)
これは超ギリギリに仕上げました…;終わんなくて途中で泣きそうになった^^;
またも長くて申し訳ないですーっ><;;なんでこううまく縮められないんだ自分…!
まぁいろいろ反省点はある作品ですが、せっかく書いたので載せときます…
これもフリーにします。欲しい方ぜひもらってやってください!
懺悔という名のあとがき
自分で書いててややこしくなった作品。(ォィ)
雲雀の言う『あの子』が子ピンで、『彼女』が+10ピンなんです、よ…?(分かっていただきたく…)
これは超ギリギリに仕上げました…;終わんなくて途中で泣きそうになった^^;
またも長くて申し訳ないですーっ><;;なんでこううまく縮められないんだ自分…!
まぁいろいろ反省点はある作品ですが、せっかく書いたので載せときます…
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