二次元NLCPに愛を注ぐブログ
(苦手な方はダッシュで逃げてください)
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桜乃誕記念小説前編です。その前に注意書きをば。
前編は桜乃と朋香のやりとり。リョーマは名前だけ登場です。←
微妙に、ってかだいぶリョマ誕と繋がってます。単体でも読もうと思えば読めるかもしれないですが、やっぱりリョマ誕読んでからをおすすめしたいと思います…;
そしてリョマ誕同様、原作年齢ですがおもいっきり原作設定を無視しています。リョーマがこの時期にまだ青学にいること前提でお願いします。
ご理解いただけたかたで興味を持ってくださった方は、続きからどうぞ^^
前編は桜乃と朋香のやりとり。リョーマは名前だけ登場です。←
微妙に、ってかだいぶリョマ誕と繋がってます。単体でも読もうと思えば読めるかもしれないですが、やっぱりリョマ誕読んでからをおすすめしたいと思います…;
そしてリョマ誕同様、原作年齢ですがおもいっきり原作設定を無視しています。リョーマがこの時期にまだ青学にいること前提でお願いします。
ご理解いただけたかたで興味を持ってくださった方は、続きからどうぞ^^
『嬉し、かった』
ぎこちない彼の言葉に本当は泣きそうになったのを今でも覚えてる。
どうしても伝えたかった、感謝の気持ち。
彼の心に少しでも残ってくれるなら、それで十分だった。
Dear... -1-
「桜乃っ、誕生日おめでとう!」
目の前には差し出された大きなプレゼントと、大好きな親友の満面の笑顔。
それを見た桜乃は一瞬目を丸くしたが、やがてぱっと顔を明るくしてそのプレゼントを受け取った。
「あ…ありがとう、朋ちゃん!」
「いえいえ。あんまり期待しないでね?」
朋香が肩を竦めて言ったが、桜乃は即座に首を横に振って答える。そしてにこにこと嬉しそうに笑みを浮かべながら、貰ったプレゼントをぎゅっと抱き締めた。
「だっていっつも絶対朋ちゃんが1番に祝ってくれるもの。本当に嬉しい」
「やだなぁ、それくらい当然じゃない!アタシを誰だと思ってんの?」
「うんっ!そうだよね」
「…まぁ…、そろそろそれも危ないかなぁと思ってんだけど…」
「え?」
ぽつりと呟かれた言葉に桜乃は首を傾げる。しかし朋香は「なんでもない」と適当にしらばっくれて、話題を変えるべく身を乗り出した。
「ところでところで!リョーマ様は一体何くれるのかしらね!?」
「え…えぇっ?なな、何言ってるの朋ちゃん」
『リョーマ』。その名前を聞くだけで桜乃の頬は桃色に染まる。現に今も、思わず動揺して視線を右往左往させていた。
「り、リョーマくんから貰えるわけ…」
「何言ってんの!リョーマ様の誕生日に桜乃はプレゼントちゃんとあげたんだからくれるに決まってるじゃない!
これで何もなかったらリョーマ様さすがに最低ね!」
「で、でもぉ…」
「それに!プレゼント渡したときに誕生日聞かれたんでしょ!?」
「う…それはまぁ…」
――そう。それは先日のリョーマの誕生日のことだった。
渡せないと思っていたプレゼントを受け取ってくれた。それだけで桜乃はいっぱいいっぱいで、幸せだった、のに。
彼はすかさず桜乃の誕生日を聞き出したのだ。
『アンタの誕生日っていつ?』
『へ…?』
『だから、誕生日。竜崎の』
『あ、ごめ…えと、1月14日ですっ!』
『ふーん…結構もうすぐじゃん』
『え、あの、どうして、』
『別に。分かった、サンキュ』
あの時のリョーマの言動。桜乃にはわけのわからないことだらけだった。
まあそれはあくまで彼女がドがつくほどの鈍感だからで――その話を聞いた朋香にはすべて理解できたのだが。
(なんていうか…リョーマ様も可哀想よね…)
朋香は口には出さずに思う。あれだけあからさまの態度に気付いてもらえないなんて不憫すぎる。あの誕生日の件での彼の落ち込みっぷりを、桜乃に見せてやりたいくらいだった。(まあそこには、ある程度の『面白さ』を交えていたが。)
「…うん、まあとにかく。楽しみね、桜乃」
「う、うーん…?」
桜乃は首を傾げながら頬をひきつらせた。どうやらこれだけ言ってもまだ信じきってないようだ。誰を、と言うわけではなく、ただ自分がそんな簡単に想い人からプレゼントを貰えるなんて毛頭思ってないのだ。そこは謙虚すぎる彼女の性格、と言えようか。
――彼女は超ド級の天然お姫様、対する彼は素直になれないヘタレ王子。
お姫様の誕生日、果たして王子様はどう出るでしょうか?
お姫様の誕生日、果たして王子様はどう出るでしょうか?
(さあ王子様、ここが男の見せ所ですからね)
朋香は後の展開を思ってにんまりと笑みを浮かべた。
To be continued...
とゆーわけで前編。見事に王子出てないな!←
どうやら私リョーマをヘタレに仕立て上げるのがどうも好きみたいです(´V`)んで、それに朋ちゃんがイライラする様子を書くのも好きらしい(笑)そして桜乃と朋ちゃんも好き。つか好き要素しか入れてないからね!(ごもっとも)
前編は思ったより短いぜ!
後編はリョ桜いーっぱい詰め込んだので長いです。王子をかっこよくできるよう頑張るから!つか王子が頑張れ!←
ここまで読んでくださった方、ありがとうございました!^^
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