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ミク2周年おめでとー!\(*´∀`*)/
なんとか書けたミク生誕祝いを置いていくだけ置いていって置いてきます(意味不)
ちなみに設定やらなんやらは私が今まで叫んできた通りな感じです。今度ちゃんとしたの書こう…!
双子ミクって感じです。時間がない中カイメイも入れるのは無理だった´`←
ミクさん愛されリンちゃん視点。黄緑好きだ!
読んでやんよー!て方は続きからどぞ!^^
――8月30日23時45分。
時間通りにアラームが鳴ったがすぐに止めてしまった。万が一眠ってたら…と思ったんだけど、やっぱり楽しみなことがあると目は冴えるものらしい。
8月後半となると夜は少し肌寒く、薄い上着を一枚羽織って部屋を出る。足音を立てないように、目指すは隣の愛しいお姉ちゃんの部屋。
ミク姉、ちゃんと起きてるかしら。
まあ夜ご飯のあとにコーヒー飲ませておいたからきっと大丈夫だと思うんだけど。
一度深呼吸をして、部屋のドアを叩く。返事は無い。
もしかして寝ちゃった?アタシの作戦失敗?なんて思ってたらゆっくりとドアが開いて、そこからひょっこりとミク姉が顔を覗かせた。大丈夫、まだ表情から眠気は見て取れない。
「リンちゃん?どしたの?」
「夜遅くにごめんね…ちょっと入ってもいいかな?」
にこ。甘えるように首を傾げれば、ミク姉は満面の笑みで「もちろん」と返してくれる。
ああミク姉、これがアタシだからいいけど、男なんかにはそんなに気を許しちゃダメだからね。(特にレンとかレンとかレンとか)
中に通してもらい、ソファに腰かける。いつ見てもミク姉の部屋は可愛らしいな、なんて思いながら。
珍しく大人しいアタシ(自分で言うわよ、言っちゃうわ)の様子を見てか、ミク姉は横に座り心配そうにアタシを見つめてきた。
「大丈夫?具合が悪いの?」
「いや、全然!ただちょっと、眠れないかなーなんて…」
眠れない、のは本当でもあるし、嘘でもある。アタシの隠された思いにミク姉は気付かず、安心したように息をついた。
ちらりと時計に目をやる。50分。時間が経つのって思ったよりも早い。
どきどきどき。アタシとしたことが少しだけ緊張しててびっくりした。それに気付かれないよう、必死で話を続ける。
「ほ、ほんといきなりごめんね?ミク姉寝てるかと思ったんだけど…」
「ううん。今日は私もなんだか眠れなかったから…」
「そっか…(ってアタシが仕組んだんだけどごめんなさい!)」
「やっぱあれかな?珍しくコーヒー2杯も飲んだからかなぁ?」
「ああそうかも………………え?」
ちょっと待って『2杯も』?それはおかしい。
だってアタシは1杯しか飲ませてないし、ミク姉がおかわりするのも見ていない。ましてやミク姉自分から好んでコーヒー飲む子じゃないし。
じゃあ一体いつ――…
コン コン。
頭をフルに回転させていたところに、再び聞こえたノック音。その音で一気に閃いた。
ま さ か 。
「あれ…今日はお客さん多いねぇ」
「ねえミク姉!」
首を傾げながらもドアへと向かうミク姉の裾を掴んだ。なんかなんか、嫌な予感がする。
ミク姉が振り返る。恐る恐る尋ねてみた。
「コーヒー飲んだのって…アタシと一緒のときだけじゃないの?」
「え、ううん?お昼のときもレンくんが煎れてくれたんだー♪」
――やっぱりアイツか!
チッ…と舌打ちをしたかったけど、ミク姉の手前そんなことはできないから顔を引き攣らせる。最悪最低。あのヘタレンに先を越されてたなんて!
うなだれるアタシを余所にミク姉はドアを開けてしまう。だからねミク姉、例えウチの人間でもそんな簡単に開けちゃダメだってば!
案の定、ミク姉越しにレンの姿を発見。向こうはまだこちらに気付いてない。(だってアイツミク姉しか見えてないもの。まあアタシもそうだし。)
なんなの照れ臭そうに頬なんか染めちゃって、気持ち悪っ。「ちょっと入ってもいいかな…?」とか、ばーか。この部屋はお前ごときが入っていい部屋じゃないの気付け。
でもミク姉はアタシのときと同じように笑っていいよー、なんて。ああ可愛い。可愛いけど、ほんと危ない。今度言い聞かせよう、アタシ以外入れちゃダメよって。
そしてレンはおずおずと入ってくる。アタシに気付く。思いっきり嫌そうな顔した。(わーコイツあとでしめる。)
「り、リン…なんでいんの…?」
「それこっちの台詞なんですけどーまじ帰れ」
「いやお前こそ帰れし。…つーか、は?まじで?」
「まじだよバカが。…ほーんと、なんでこうもかぶっちゃうかなー…」
そう呟いて、レンと同時に深くため息をつく。だからかぶんなっつーのに。
でもそれがアタシたち『鏡音』のシステムである。アタシとレン、性格こそ違えど、行動や考えは口にしなくても一緒になってしまうのだ。以心伝心、とかいうヤツがオプションとして最初からついている。
これが実際は相当厄介なもので。例えばほら、こんな風に抜け駆けしようと画策してみても、相手も同じ考えを抱いてるもんだから全く上手くいかないっていうね。しかもこれがミク姉関連の企みだと一番シンクロしやすい、なんとも最悪なパターン。
こんな風に今考えてることさえも、きっとレンと同じなんだろう。再びため息をついて時計を見遣る。53分。もう少しじゃん。
「まーいいや。レンも座りなよ」
「座りなよ、じゃねえだろ。お前の部屋でもないのになんでお前に許可取んなきゃいけないんだ」
「ミク姉の代わりに言ったのー」
「そうだよ、レンくん座って?…あ、二人ともなんか飲む?」
「「ううん、お構いなく」」
声を揃えて言う。ミク姉の許可が取れたからか、レンはアタシの隣に渋々と座った。――といっても、その間にはちょうど一人分のスペースが。うん、ちゃんと分かってるわね。
「ミク姉も座ってよ」
「えーでも…あ、音楽でも聞く?」
「気ぃ使わなくていいよ。何もいらないから、座って?」
ぽんぽん、と空いてるスペースを叩いて促す。まあアタシたち可愛い妹と弟に笑顔でそんなこと言われちゃったらミク姉だって逆らえないわけで。やっと大人しく座ってくれた。アタシはすかさずその腕を掴む。
「んー?リンちゃんもレンくんもどうしたのー?」
アタシからは見えないけれど、どうやらまたまたレンも同じ行動をしてるようだった。ちょっと何勝手にアタシのミク姉に触ってんのよ!
「何してんのよレン離しなさいよ」
「お前こそ離せばいいじゃん」
「はあ~?調子に乗ってんじゃないわよヘタレンが!」
「どっちだよそれ!」
「うふふー今日は二人ともやけに甘えたさんだねー?」
両脇での言い争いに、間に挟まれたミク姉は迷惑そうにする様子もなくむしろ嬉しそうに笑った。
ああもう、そんな嬉しそうなミク姉を見ちゃったら何も言えない。それにミク姉を挟んで座った状態じゃあウザい片割れを殴ることもできず、黙って掴んだ腕に力を込めた。
「…で、お二人とも、今日はどうしたの?何かあった?」
「んー…今日、というより…」
「明日、だよね」
アタシとレンの含みを込めた言い方にミク姉は首を捻るだけ。ここまで言っても気付かないのが可愛い可愛いアタシたちの姉さんなのよ。
――早く早く。まだまぁだ。
『明日』が来るのが楽しみすぎて待ちきれないし、ずっと来なければいいとも思う。う、なんかほんとそわそわしてきた。
いつもは時間なんて気にしない(そりゃあマスターに怒られるほどに)けど、今日はアタシ史上最大に時計を見てる。あと…あれ?今一体短針はどこにいるの?
「リンあと30秒だぞ!」
「え、あ、嘘!?」
いいいいいつの間に!目を凝らすとなるほど、ほぼ長針と重なってたのね!
「れれれレン、しょうがないからせーので言ってやんよ!」
「なんだよ…ってもうつっこんでんのもめんどくせぇ!しょうがねぇから今は勘弁してやんよ!」
「え?え?いきなり何?」
「「ミク姉!!」」
「はははははいぃっ!」
10、9、8…
時計を横目にしばしの沈黙。大丈夫、声に出さなくてもアタシとレンなら合わせられる。
ほら、5、4、3……
あ、そうそうミク姉、アタシたちのステレオは破壊力抜群だから覚悟しといてね?
0。
「「誕生日おめでとう、ミク姉」」
右と左から愛を込めて
(真ん中の子が笑ってくれたら、大成功です。)
というわけでミクの生誕を双子がめいっぱいお祝い!今回のレンくんはちょっとイケレンでお送りしました(笑)
リンもレンもミクが大好きということで。もちろんこのあとみんなを交えた盛大なパーティーも待ってます^^
最後までお粗末様でした♪
しょうもないおまけ↓
「というわけでミク姉今日は一緒に寝ようか♪」
「はぁ!?何言ってんだよリン帰れ!」
「じゃあそういうレンも早く手を離して帰りなさいよ!」
「や、オレは、その…」
「…なんなの?まさか自分も一緒に寝るとか調子乗ったこと言わないでよ?」
「い、言わねぇよ!ただもうちょっと一緒にいよっかなーとか…」
「はあ~?やっぱりアンタ夜這いが目当t」
「違う違う違う変な言い方すんなぁぁぁぁぁぁあああああ!!!!」
「ああもう二人とも可愛いっ!いいよいいよ今日はお姉ちゃんと一緒に寝よー♪」
「キャーやったぁ!」
「え…え!?」
まさかほんとに一緒に寝ると思わなかったレンくん(笑)
このあと弟としてしか見られてないことに若干ショックを受けて眠りにつきます。←
双子攻め素敵ですよね、私も好きです*´`*
私の拙い文で萌えていただけるなんて…!最高と言ってくださるあなたが最高です!ありがとうございます!
双子ミクは私も大好きなのでまた書きたいと思います♪文の更新が亀で申し訳ない限りです…;
もえ様のコメントにすごく励まされました。本当にありがとうございました!^^